お知らせ

3.良い施設とは 雰囲気編

介護保険サービスの違いが分からない、良いサービスを見分ける方法を教えてほしい-。そんな声をお聞きします。今日から数回にわたり、私なりに考えてみたいと思います。
まずは最初に施設に行く時の雰囲気です。
(1)電話をかけた時、かけた人の立場で対応してくれるか。施設の訪問時、来ていただき、ありがとうの雰囲気で出迎えてくれるかどうか。
私たちの施設では「お電話、ありがとうございます」と受け、用件が済まなかった場合は、必ずこちらからかけ直すようにしています。「電話をして良かった」と思ってもらえる対応を心掛けています。
(2)施設特有のにおいがないか。
施設で特有の嫌なにおいを感じた人がおられるでしょう。施設は多くの人が生活しています。人が生活する以上、においは必ず出ます。しかし、日常のケアが丁寧であれば、かなり防げます。入浴や着替え、排せつケアなどが小まめに行われているか、窓を頻繁に開けて換気ができているかどうか。においはケアの質を測る一つの指標だと思います。
(3)面会はいつでも可能か。
一部の施設では面会時間を日中に限ったり、入居後の一定期間、「里心がつくと悪い」と面会を制限したりするところがあります。
私はこのようなやり方には反対です。ご家族が来たいと思った時に、いつでもご利用者に会うことができ、面会できる場所があり、できるだけ長くいられるようにすることがとても大切です。私たち専門職には、ご家族の代わりは絶対できません。一番安心できるご家族にいつでも会える環境づくりは、施設を見る一つの指標になります。